児童相談所の内覧会に参加して

10月1日葛飾区に児童相談所が開設されました。開設に先立って、9月16日、17日、19日に内覧会があり、開所してしまうと見学することはできないため、19日にネットメンバーと参加しました。

葛飾区は23区で8番目の開設になります。児童相談所は、「児童福祉法」にもとづいて設置され、子ども(0才~18才未満)の権利を守り、子ども本人、そしてその家庭の問題に対して的確な援助を行う機関として位置づけられています。家庭・両親からの相談受付、家庭についての診断や調査、家庭への指導、一時保護等、様々な役割を担っています。

令和5年10月から葛飾区児童相談所を開設します|葛飾区公式サイト (katsushika.lg.jp)

内覧では児童相談所の業務や体制、相談の流れ、設備などについて説明があり、そのあと、4階から1階までの施設を見学しました。職員は常勤137人に会計年度任用職員などが加わると聞きました。一時保護の定員は30人で内訳は2歳から未就学児までが6人、小学生以上男女12人ずつ、小学生以上の子どもたちはそれぞれ個室で過ごすことになっています。保護の期間は原則2か月。教室、調理室、食堂、ラウンジなども設置され、子どもたちの成長に応じた設計がされていました。

9月7日、こども家庭庁は、2022年度全国の児童相談所が対応した相談件数が前年度の5%増の21万9170件、過去最多を更新したと発表しました。内訳は「心理的虐待」(12万9484件)が最多で、「身体的虐待」(5万1679件)、「ネグレクト」(3万5556件)、「性的虐待」(2451件)の順です。東京都は最多の2万705件でした。21年度に虐待で死亡した子どもは全国で50人。このうち、0歳のこどもが24人と約半数で、1歳と3歳がそれぞれ6人ずつでした。                                

葛飾区の2022年度の相談件数は2,603件うち虐待相談関係は674件と前年度と比較すると件数は横ばいです。発達相談関係は電話相談、窓口相談とも増加傾向にあります。母子手帳交付数は約3,000件と少子化のすすんでいるため、減少しています。

相談件数が多くなったことは子どものへの虐待防止の意識が高まったといえますが、残念ながら命を救えなかった子どもたちがいます。一人でも子どもの虐待死を防ぐためには出産・妊娠段階からの適切な対応や訪問家事支援、経済的支援など子どもの親への支援が求められます。葛飾区でも子ども総合センターと児童相談所が連携して、子どもの最善の利益の保障を第一に子どもが安心して暮らせる体制づくりをすすめてもらいたいと思います。