[葛飾区出前講座] かつしかの公的介護保険制度について学ぼう!

葛飾区出前講座を利用した学習会を10月9日に開催し、介護保険課主事の区職員のかたから介護保険制度について話を聞きました。介護保険制度は「措置から権利へ」「介護は家族だけが担うだけでなく、社会全体で担う」制度として2000年にスタートしました。40歳以上のすべての人が加入し、加入者からの保険料と国・都・区の公費負担をあわせて区が保険者として運営しています。健康保険とは違い、介護保険は保険証があってもすぐに頼めるわけではありません。介護区分が認定され、ケアマネージャーがおもにケアプランを作成し、そのプランのもとで利用できるサービスが決まります。3年ごとに法律改正があり、2016年4月からは要支援1,2が介護保険制度から外れ、新総合事業として葛飾区が担うことになりました。介護予防・日常支援事業として、区がサービスを用意することになりましたが、今後はもっと自治体の担う役割が増していくことになると思われます。

参加者からは「介護保険制度の改定をいうことで内容を知りたかった。介護保険制度について直接区の方から伺うことができ、とてもよかった。まだ利用したことがない者にとってわかり易かった」「家族に被介護保険者がいるが、サービスの内容がわかりにくい。利用したいサービスをポイント的に説明してもらっていたが、今回トータルで話がきけて良かった。似ている用語が多く、理解しづらい事もあった。細かい事ももう少し伺いたかったが、自分がもっと勉強してからの方が良いかもしれない。」といった感想が寄せられました。

地域で安心して暮らせるしくみづくりのためには、“おまかせにしない”意識が、今後ますます重要になることを確認しました。