「断熱ワークショップ」から地球温暖化を止める?!

区内の小中学校は老朽化がすすんでいるため、順番に建て替えが進められていますが、まだ建て替えられていない学校が多く、教室はほぼエアコンが設置されているものの、壁に断熱材が施されていない、むき出しコンクリートのため、冷暖房効率が悪く、電気やガスなどが多く使われています。

2021年8月に葛飾区の小学校において学校の子どもと保護者が断熱材設置を体験する「教室断熱ワークショップ」が開催されました。春休みには試験的に壁に断熱改修した教室と改修していない教室で、どのように温度が変化するか、データ収集も行われていました。

ワークショップが行われた学校に見学にいったところ、窓には樹脂内窓ペアガラス、天井や壁には断熱材が使われ、窓を開けずに空気を入れ替える全熱交換器により、室温が変わらず、学習効率も上がっていると説明を受け、学校での子どもたちの生活環境がよくなっていました。                                    

「断熱ワークショップ」は各地で取り組まれており、市民やNPO、専門家など多様な人がかかわり、地球温暖化や省エネを学ぶ機会になっています。新設のZEB化と既存の公共施設や一般の建物の断熱化が進めば、より早く地球温暖化をとめることになります。

毎年、気温が上がり、命にかかわる暑さの日が増え、大雨による洪水がおこるなど、確実に地球温暖化が進んでいることを実感します。まずは私たち一人ひとりが環境問題やカーボンニュートラルについてもっと関心をもつ必要があります。

江戸川ネットの区議とともに