第1回環境審議会を傍聴して

第1回環境審議会が3月23日に開催されました。環境審議会は葛飾区環境基本計画の目標に係る進捗状況や各施策の取組状況について報告し、課題や今後の方向性について審議します。

最初に役割・審議内容・委員構成・任期3年・年2回程度開催・公開・部会設置、環境施策の進捗、評価、進行管理などを確認。次に第3次環境基本計画の5つの基本目標(体系)に対する2022年度の取り組み状況について説明がありました。主なものとして、気候変動対策として、森林整備(間伐など)五泉市・鹿角市と協定締結、にこわ新小岩に太陽光発電システム蓄電池導入(2023年)、区の施設の再エネ100%への切り替え、遮熱塗装、断熱改修、LED、東京都ゼロエミ住宅促進助成、ZEV、次世代自動車普及、暑さ対策として緑のカーテンの推進など、「ゼロエミッションかつしか」の達成に向けて積極的に進められていく姿勢がみえました。一番身近な家庭ごみについては資源循環、環境負荷の軽減のために3Rの推進、発生抑制・リデュース、環境学習、生ごみ処理機、コンポスト助成、フードドライブの実施、不用品交換情報の発信、事業系ごみの発生抑制、カレンダーの配布、不法投棄、ボトルtoボトルの推進のために(一社)全国清涼飲料連合会と協定、燃やさないごみの資源化の取り組みとして江戸川区の施設に持ち込み、手分別による再資源化、ビニール傘の再資源化などを、すすめていくということでした。

葛飾区の区民一人当たりの家庭ごみ量の削減については現在1日67gオーバー(鮭一切れor食パン1枚相当)1年間にすると24kgになると説明がありました。そこで70g削減して、2030年度の削減目標を425gに設定。製品プラスチック(プラマークのないもの)の資源化の資源化率アップもめざしています。

私たち区民一人ひとりが出すごみは生活を見直して減らす責任があります。待ったなしの温室効果ガスの削減に対して、税金を使って再資源化をすすめる必要もあります。しかし、もっと事業者が生産段階から廃棄まで考えて商品にする責任を持つべきと考えます。

2023年度の主な取り組みとして

・全国に向けた緑化イベントを予定

・カーボンオフセット事業

・再エネ導入戦略の導入

・公共施設太陽光計画発電導入検討調査の実施

・区有建設物のZEB化 既存施設(清和小1教室)省エネ断熱ワークショップを検証

・かつしかエコ助成 高断熱住宅の拡充(東京都助成)

・中小事業者向け温室効果ガス策定、削減クラウドサービス利用料助成

・第2次生物多様性かつしか戦略 現在改定中 (新)環境団体への活動費協力補助

・食品ロス削減 フードパントリー

・製品プラの資源化

・古布の資源化 繊維to繊維 200tのうち20~30%を焼却 中央防波堤の延命のため

次回の会議は10月ごろに予定されています。