「脱炭素で原発に頼らない東京再生可能エネルギー計画」を求める!
かつしか地域協議会は東京都に対し、東京電力柏崎刈羽原発に頼らない脱炭素の再生可能エネルギーの導入について、葛飾区として働きかけるよう、4月10日、青木区長に要請書を提出しまし た。要請を受け付けたすぐやる課、環境課と、6月19日に要請に対する意見交換のため、かつしか地域協議会は懇談の場を持ちました。区役所からはすぐやる課長、環境課長、環境計画課長。地域協議会からはまち委員長、メンバー3人が出席しました(写真)。環境課の回答は「議会の陳情や請願では要請することはあるが、自治体間ではしていない。しかし、葛飾区としては再生可能エネルギーの普及については機会をみて、都に働きかけている。連携して進めていくことが大事だと考えている」とのことで残念ながら、東京都への要請は望めませんでした。
その後、葛飾区の重点施策や方向性について、以下のような説明がありました。
①太陽光発電と蓄電池とセットで補助する施策の推進(独自事業)
②省エネ(断熱、遮熱)住宅の補助施策の推進(葛飾区は狭小住宅が多いので、太陽光発電パネルがのせられない)
③温暖化対策として、東京都独自で2050年にCO₂排出量ゼロを打ち出したこと(政府は80%削減を目標)から、葛飾区もCO₂ゼロを目標とし、持続可能なまちづくりをすすめる。
④葛飾区が考える「地球にやさしいエネルギー」は太陽光、風力、バイオマスなど自然エネルギーで、コストやCO₂などの問題から原発を含めていない。
⑤エネルギー効率の効果は出てきているので、電気の使用量を減らしていきたい。
以上、意見交換の主なものを報告しましたが、私たち区民が制度やしくみを知ること、協働して進めることが何より大事だと環境課長は話されました。懇談から、葛飾区の取り組みは意欲的という印象を持ちました。原発に頼らないまちづくりのために私たち一人ひとりに何ができるか、みなさんと一緒に今後も考えていきます。