大都会東京でイキモノとの共生、人とのつながり、循環を創る TOKYO LOOP PROJECT
環境活動実践探求家として活動している神﨑万友美さんからお話を聞きました。
活動のきっかけは
2019年「楽しく生きる」を探すために沖縄の海へ 環境活動家グレタ・トゥーべリさんが言っていることを調べ、二酸化炭素のことや海洋プラスチックのことを知り絶望しますが江戸川のごみ拾いを通じて、「ごみ」の活動から消費を減らすことにつながることに気づきます。コンポストをはじめると生ごみの循環から食物連鎖のことを考えることになり、いきついたのがニワトリ(烏骨鶏)。タイパやコスパを考えている人にとっては理解できないかもしれない(ご自身も昔はそうだった)が野菜くずが足りなければ近所に声をかけるようになり、コンポストを始めるママや、家庭菜園を始めるなど、徐々に輪が広がっていったそうです。
TOKYO LOOP PROJECTが誕生!(環境省 第11回グッドライフアワード 実行委員会特別賞を受賞)
東京23区内で「イキモノと共生し」「人がつながり」「やってみるから循環を創る」プロジェクト。大都会である 東京で、イキモノ(烏骨鶏)と共生することをきっかけに、ご近所さんのフードウェイストを烏骨鶏のご飯にして、 たまごが生まれたらおすそわけする、という交流や循環をつくり、烏骨鶏のさんぽを地域の人たちと一緒にすることによって、いままでなかった、たくさんの人とのつながりをつくっています。
環境活動実践探求家とは~TOKYO LOOP PROJECT発起人~
環境活動を実践して体験したことを人にシェアして、楽しく気軽に環境活動する人を増やしていく。「楽しい」と「うれしい」と「かわいい」を地球にやさしい活動でつなげれば、大都会でも「人とのつながりができるんだ!」と発見しそれを実現中。
これからやっていきたいこと→100人の1歩の場づくりをすすめる!
環境活動を通じて、人は自然の一部であることを知らせ、実践する人を増やすこと。コミュニティコンポストやコミュニティガーデンの設置、今年コロンビアで開催される生物多様性COPに参加すること。
「うれしい、たのしい、かわいい、おいしいで設計!求めない!」ということを基本とする活動スタイルは環境に関心のない人にも共感できると思いました。特に生活排水がどのように環境に影響するのかを考え、生き方を変えることにつながっているお話は生活者・ネットワークの原点でもある、「台所から政治を変える」に通ずるものがありました。