「求む! 生き物情報! みどりと生き物調査」に、ご参加ください
生活者ネットワークの運動は、市民の声を集め、 地域の実情を知り、 課題を掘り起こしていく政策提案活動です――
身近な地域での活動を手がかりに、 市民自治による新たな政治を生み出すことをめざすのが 生活者ネットワークの運動です。行政への批判や告発だけでなく、 市民の主体性にもとづく暮らし発の新しい提案=対案を提示することが重要であると、私たちは考え、行動してきました。
おおぜいの暮らし発・生活者の声を集め、 地域の実情を知り、 課題を掘り起こしていく調査研究活動には、 たとえば、 ▼川の水質調査やまちのバリアチェック、 緑のマップづくりなど、 足を使って継続的に行う活動、 ▼介護保険制度検証のための基礎調査や子どもの人権調査など、 制度の改善やシステムの構築をはかるために行う調査活動、 ▼生活者ネットワークがコーディネーターとなり、 身近な生活の問題を市民が自ら解決する場としてのミニフォーラム、 ▼多くの市民の皆さんの声を集める「ひとこと提案」運動――などがあり、生活者ネットワークは、こうした参加のチャンネルを多様に準備しながら 「市民が主体」の政策提案を練り上げていく活動を展開しています。
東京に生活者ネットワーク運動が発足して、以来37年。環境・食・福祉などを重点テーマに活動する中で、今回お伝えしたい「水・みどり」政策は、私たちが大いにこだわってきた大事な政策領域の一つです。
「求む! 生き物情報! みどりと生き物調査」にご協力ください ――
生活者ネットワークはこの20年来、都内全域で身近な川を切り口に地域の環境を点検する活動「私のまちの川調査」を行ってきました。2006年以降は、初夏の恒例行事となって、各地で川や湧水の水質・流量・水生生物の調査などが行なわれ、各地で市民緑地制度が実現したほか、東京都に水循環を保全する条例や小金井市では地下水保全条例が制定されています。こうした活動に重ね、2013年3月以降、生活者ネットワークは「求む! 生き物情報!」と題して「みどりと生き物調査」を全都で実施しています。これまでに、チョウやトンボ、ツバメ、カラス、ハクビシン、タヌキやモグラ、ミミズなど、昆虫や小動物、哺乳動物、渡り鳥などが多種多様に、まとまったみどりと水環境を求めて行き交い生息していることが多摩地域の森林地帯や神宮の森、葛西臨海公園や野鳥の森公園などでの調査でわかってきています。
葛飾のまちで、街区で、公園周辺で、湿地帯や河川周辺で、学校や寺町の周辺で、私たちの暮らしの周辺にはどんな生き物が生息しているのか、目撃情報をお寄せいただく調査活動に、ご協力ください。また、それらの生き物を育むみどり・水環境でお気づきのことや、緑地保全、生物環境調査保全に関するご意見もお寄せください。調査結果は年度ごとに集計分析し、葛飾区や東京都などへの政策提案へとつなげます。
■「求む! 生き物情報! みどりと生き物調査」に関するお問い合わせ、リーフレットのご請求は――東京・生活者ネットワーク組織委員会 〒160-0021新宿区歌舞伎町2-19-13ASKビル5F TEL.03-3200-9189 FAX.03-3200-9274 E-mail tokyo@seikatsusha.net