私学事業団総合運動場説明会に参加して

運動場敷地の取得と今後の施設利用方法についての説明が新小岩北地区センターで行われました。敷地の取得については2024年2月に契約を締結し、都市計画公園の位置づけであること、将来的には地域の活性化のためにスタジアム建設に向けて検討していくこと、区への引き渡しが3月19日であったことなどが説明されました。今後の施設利用方法については将来的な活用方法が決定するまでの間の施設利用と管理などについて話がありました。

参加者には事前に意見や質問を受け付けており、その回答も資料と一緒に当日配布されましたが、当日はさらにさまざまな意見や質問、要望が出されていました。

主なもは

・スタジアム建設は決定か、検討の結果撤回する可能性があるのか。

・協定書にはスタジアムと書かれていない。350億円の区債は区民一人当たり9万円に相当する。区民全体に還元すべきではないか。防災・大規模災害のためにできないか。

・東京都の築地跡地に大規模運動場をつくるとの発表があった。背伸びして作る必要がるのか。築地にスタジアムができた場合を想定して葛飾区の収益について試算すべき。

・私学事業団総合運動場について区のホームページに掲載がない。検討していることや決まったことを説明してほしい。

・2月に契約して9月からの施設利用になるが、この間に近隣の保育園のあそび場に開放できないか。

・近隣住民への同意、住民の意見をどのように聞いていくのか。                

・スタジアム建設を前提としたスケジュール案を示してほしい。

などです。

区は将来的に地域活性化のためにスタジアム建設につなげていくのであれば、区民に対して十分な情報公開と説明責任を果たしていく必要があります。また、計画に対して利害関係者以外の住民から意見を聞く時期は、計画がほぼ固まった段階で、形だけの意見聴取にとどまっています。住民にとって暮らしやすいまちづくりにはある程度決まった段階ではなくて、早い段階からの住民参加が重要です。今後もまちづくりへの住民参加を働きかけていきます。

私学事業団総合運動場の敷地活用について|葛飾区公式サイト (katsushika.lg.jp)